花でにぎわう、新緑の八塩山

山歩き

桜が終わり、緑がやわらかく輝きはじめるころの山がいちばん好きです。
里では終わりつつある春が、まだここにあることに嬉しくなります。

足もとに咲いている小さな花に、思わず立ち止まる。八塩山は、のんびりゆっくり歩くことができる大好きな山です。

歩きはじめてすぐ、お目当ての花に出会えました。

サンカヨウ

雨や露に濡れると、花びらがガラス細工のように透けて見えます。この日もちょうどいいぐあいに湿っていて、白い花びらが光を通してうっすら向こう側が透けていました。山で出会う花のなかで、一番好きかもしれない。

足もとに目をやると、エンゴサクが群れて咲いています。

いくつも連なって揺れている花も、華やかというよりはひそやかな感じ。すてきな佇まいをしています。

すこし時期が早いかなと思っていたアズマシロカネソウにも出会えました。

独特の丸みのある葉を広げ、その上に小さなアズキ色のつぼみをそっとのぞかせています。地味といえば地味だけれど、なんだか品があるのですよね。

山頂台地に出ました。
木々の間から空が開けて、淡い新緑の葉が光を透かしています。

道の脇に、ブナの倒木。

まだ新しい倒れ方で、枝の先を見ると、オレンジがかった包みを破って、小さな葉がちゃんと顔をのぞかせていました。

倒れたことを、まだ知らないみたいに。


この日は山菜ハンターが多く入山しており、私もコシアブラを探してキョロキョロしておりました。
欲にまみれた人間の目に、オオカメノキの真っ白な花がまぶしい。。

下山時、キブシの小さな花が枝からぶら下がっているのを見つけました。地味かわいいお花。


下山して、振り返ると、今日歩いてきた山が、新緑をまとってそこにありました。あの山の中に、さっきまでいたんだと思うと、なんだか不思議な気持ちになります。

いつ行ってもいい思い出しかない八塩山。
今日もありがとうございました!


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