アンバーをお迎えした頃のこと

猫のこと

2020年7月に、アンバーは我が家にやってきました。

アンバーは、福島の原発被災地のなかでも、住民が戻ってきていないエリアで保護されました。

私が猫と暮らすようになったのは、2011年の原発事故がきっかけでした。

2012年から、原発被災地で保護された犬や猫のお世話をするボランティアに参加するようになりました。

その後は、当時住んでいた千葉県で、数人のメンバーと被災地の猫の見守りをする会を継続しました。

アンバーは、そのメンバーがたまたま通った道でみかけた猫でした。

地元の方の協力を得て、無事に保護できたアンバーは、千葉県のボランティア仲間のお宅で過ごしながら、里親さんを探すことになりました。

保護時点ですでに不妊手術が済んでいたアンバー。飼い猫だったのだろうか。。

原発事故前に、その付近で長毛種のブリーダーがいたそうなので、そこの子だった可能性もありました。

とても怖がりな性格で、他の猫からいじめられてしまう子でした。

そんなアンバーにも、ご縁があっていちどは里親さんが決まったのですが、、、

怖いと手も口も出てしまうアンバー、里親さんを噛んでしまいました。

そしてアンバーは、保護主さんのお宅に戻ることになってしまいました。

そのお宅には、他にもたくさんの猫がいて、アンバーと相性の良くない子もいました。

アンバーの性格、年齢、何度も環境が変わることの負担を考え、比較的猫密度が低く、お留守番の少ない我が家でお世話をすることにしました。

初めましての子は皆、ケージ生活からのスタートです。

じゃらしでコミュニケーションを取ろうとする私と、迷惑そうなアンバー。

ちょっと、何よこのオバちゃん!放っておいてほしいのにゃ。。

慣れたかなと思ったら、ケージの扉を開けて、本にゃんが出てくるかチェックします。

1~2週間後、落ち着いた頃から、少しずつ他の猫と面会させます。

なると君がケージの中にお邪魔していました笑

人間に対してはものすごく怖がりなアンバーも、猫のことは受け入れてくれたみたいです。

トラウマを抱えたアンバーを刺激しないように、アンバーから近づいてくれるのを待ちました。

このオバちゃんは怖くない、と思ってもらえるまでは何ヶ月もかかりました。

アンバーが心を開いてくれるまで待つからね。

幸い、うちの猫たちとは相性が悪くなかったようで、ホッとしたものです。

アンバーもいろいろあるお年頃になりましたが、何とか元気に過ごしています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました